「アフターコロナ」時代の
新しいヘルスケアとは?

hemo_pr-1

新型コロナウイルスの流行は「セルフケアの拡大」という変化をヘルスケア業界にもたらしました。例えば、リモートワークが増えて徒歩通勤が減り、運動量が減少する可能性があり、身体活動が不足すると健康を害する恐れがあります。一方、感覚的な自己判断だけで健康管理するのは非常に難しく危険です。これまで以上に自分の健康状態を様々なデータをもとにチェックしながら生活する必要があると考えています。

見逃されてきた健康指標
「ヘモグロビン値」

hemo_pr-2

赤血球による酸素の末梢組織への運搬は、ヘモグロビンが行っています。そのため赤血球数が正常でも、ヘモグロビンが少ない場合、酸素運搬能力が低下して貧血や貧血関連疾患が生じます。一方でヘモグロビン値(ヘモチ)が高い場合には、脱水(熱中症)や血液がドロドロの状態になるため脳梗塞や心筋梗塞など他疾患に影響します。これまで一般的には採血しなければヘモチを測定できなかったこともあり見逃されてきました。

「血圧」のヘルスケアから
「ヘモ活」のヘルスケアへ

hemo_pr-3

貧血は、特に働く女性や高齢女性に多く見られ、働く女性の5人に1人、日本人女性の1000万人以上、50歳未満の日本人女性の22.3%が貧血で、妊婦の貧血は低出生体重児のリスクが1.29倍といわれます。自分で自分を守るためのセルフメディカルチェックとしては、体温計と血圧計が主流でしたが、これからはSpO2(パルスオキシ)やHb(ヘモグロビン)の測定デバイスを活用、普及させる必要があると考えています。

一般社団法人ヘモ活推進協会

一般社団法人ヘモ活推進協会(AHbVA)は、血圧と同じく重要な血液指標であるヘモグロビン値(ヘモ値)の測定によるヘルスケア活動(ヘモ活)を提言する医学博士により設立され、医療機関や医師との情報交換による情報発信、自治体や企業との連携によるイベント等を通じた健康寿命の延伸サポート活動を行っています。

※「ヘモ値」とは、「ヘモグロビン値」を略した当協会独自の呼称です。

※「ヘモ活」とは、「ヘモグロビン値(ヘモ値)」の測定によるヘルスケア活動です。

※「ヘモ値」、「ヘモ活」は、商標または登録商標です。

ヘモグロビンとは、血液中の赤血球に含まれる赤い色素タンパク質のことで血色素とも呼ばれます。ヘモグロビンは「ヘム」という鉄物質と「グロビン」というタンパク質が結合して出来ています。ヘムが酸素と結合して全身の組織へ酸素を運び、組織にたまった二酸化炭素を肺へ排出する赤血球の働きは、主にこのヘモグロビンによって行われています。肺の中で酸素を取り込んで酸化ヘモグロビンとなり、血液の流れで酸素の不足した組織で酸素を放出し、体内の組織にたまった二酸化炭素を回収して再び肺まで運ぶ働きをしています。

鉄分が不足するとヘモグロビンを合成しづらくなるため赤血球自体も小さくなり、赤血球数も減ってしまうため、体内の組織に酸素を十分に行き渡らなくなります。ヘモグロビンの減少は動悸・息切れ・疲労感・頭痛などを引き起こす鉄欠乏性貧血につながります。赤血球数が正常値でもヘモグロビン値が低いと貧血症状を起こす場合があります。慢性的に進行する場合も多いので自覚症状が表れにくい場合があるので注意が必要です。

ヘモグロビン濃度とは、血液100ml(1dl)に含まれるヘモグロビンの量で、【基準値】男性は13.5~17.5(g/dl)女性は11.5~15.(g/dl)です。

血液中のヘモグロビンが多い赤血球増多症(多血症)の場合、頭痛・めまい・ふらつき・倦怠感等の症状が現れたり、血液の粘調度が増加してネバネバした血液になることで狭心症・脳梗塞・血栓症の危険も高くなります。特に夏場などは熱中症等により血液が脱水によって過剰に濃縮されることでヘモグロビン値が高くなる場合があるので注意が必要です。熱中症の危険が考えられる場合は、急いで体の熱がこもりにくい環境に避難したうえで、水分や電解質、糖分をゆっくりこまめに摂取することが重要です。自力での飲水が難しい場合は点滴で補充する必要もあります。

当会では、普段からヘモグロビン値(ヘモ値)を意識してヘモグロビン値を正常な状態に維持管理するヘルスケア活動(ヘモ活)を推奨しています。

PAGE TOP
MENU